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私が笑顔の接客が苦手な3つの理由

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こんにちは!

みなさん買い物をした時に店員さんの態度って気になりますよね?あるファーストフード店では「スマイル0円」を売りにしている所なんかもありますね。お互いが気持ちよく買い物が出来るのはとても良いことです。

でも私、実は笑顔で接客されるのが苦手なんです。その理由を3つ紹介したいと思います。

 

理由その1

笑顔に値するほどの買い物をしていない

 店員からすると商品が少ない方が楽だとは思いますが、やはり店としては沢山買い物してもらった方が嬉しいでしょう。なのに、笑顔に値しない少ない買い物をしてしまうと申し訳なくなるのです。笑顔で接客されるとレジに置いてあるちょっとした和菓子もノリで買ってしまいたくなりますね。

 

理由その2

笑顔が眩しすぎる

例えば、1日中引きこもっていた時、疲れている時など、なんとなく暗い気持ちの時に笑顔で接客されると、笑顔が眩しすぎて辛くなりますよね。そんな時はうまく微笑み返すこともできないので、少し罪悪感を感じてしまいます。

 

理由その3

店員の人生について妄想してしまう

店員さんの笑顔を見る度に私は思います。笑顔のように見えても心ではきっと笑えていないのではないかと。そして店員さんの人生を勝手に妄想してしまうのです。

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私はマチ子。マックでバイトをしている、どこにでもいるような大学生。

そして昨日、彼氏のタカシにフラれた。

私たちはバンズのような関係だと思ってた。2人でいなくちゃ成り立たない。いくら具があったってバンズがなきゃハンバーガーにはなれない。2人で1つ。そんな関係。

でも彼は言った。「お前はオレにとってハンバーガーのような存在だ。たしかに美味しいけど、毎日は食べられない。健康によくないからな。」

私は必死に反論した。「だったらサラダを食べればいいじゃない!バリューセットでも選べるのよ?」

「でも朝マックだとプラス50円要求するんだろ?それに、サラダはハンバーガーにはなれない」

もう、何も言い返せなかった。

そんな私に追い打ちをかけるように彼は言った。「オレたちはさ、ポテトだったんだよ。揚げたてはアツアツのカリカリでも、時間が経てば冷えてしなしなだ。そう、そんなポテト。もうオレたち、別れよう。」

「...わかった。」

私は必死に涙をこらえた。でも、コーラの炭酸が喉にしみるせいで溢れて止まらなかった。

その日のポテトはやけにしょっぱかった。

 

そんなことがあった翌日だ。当然バイトにも力が入らない。

やっぱり私、タカシじゃなきゃダメだよ...

こんな時に限ってふざけた中学生のグループがやってきて

「スマイルください!」

なんて言う。 

 私は悲しい気持ちを包装紙で包むように笑顔を作って見せた。

やっぱり私、うまく笑えてない。こんな私をタカシが見たら、どう思うのかな?私たちほんとにやり直せないのかな?

中学生どもはそんな私の苦しみにも気付かずに商品を受け取ると去って行った。

 

「スマイルクダサイ。」

いきなり聞こえた声にびっくりして、前を見る。するとそこには明らかに石油王っぽいアラブ人が立っていた。

こんな石油王っぽいアラブ人がマックに来ていて、しかもスマイルを頼むなんて。例えるなら、ハンバーガーのバンズがプチパンケーキになっているような、あまりにもミスマッチなその状況に私は笑ってしまった。笑いが止まらなかった。私はタカシのことなんか忘れていた。

「他にご注文はございま...」ドサッ!

私の言葉を遮って置かれたのは山のように沢山積まれた札束だった。

「あの、お客様、スマイルは0円ですよ?」

戸惑いながらも私は言った。

「アナタの笑顔は0円なんかじゃナイ...アナタの笑顔はダイヤモンドデス。」

まるで鉄板のように身体がじわじわと熱くなっていくのを感じた。こんなに熱くなったらパティが焦げちゃうよ...!普通の人が言ったらクサイセリフなのに石油王が言うだけで様になる。こんなこと初めて言われたよ...。

喜びと戸惑いを胸に私は札束をまじまじと眺めてみた。そして何かがおかしいことに気がついた。

明らかに足りないのだ。

ダイヤモンド1カラットの相場を私の体重に換算してみると、明らかに目の前の札束では足りない。

もしかして私、値切られた...?!

「私、こんな安い女じゃないわ!!!100円マックとはワケが違うのよ?!」

やっぱり私に幸せなんて訪れないんだ。さっきの笑顔とはうってかわり、泣きそうだった。

しかし、そんなマックシェイクのようなドロドロした空気を破るかのように石油王は言った。

「勘違いさせてしまいマシタネ!分割払いでお願いシマス...!

「えっ、それってもしかして...」

「ワタシの3番目の奥さんになってクダサイ...!」

私はコクリと頷いた。

 

この人と一緒ならどんなに辛いことがあってもハッピーセット。そんな気がした。もしスマイルがメニューになかったら、こんな素敵な出会いはきっとなかった。

マックのスマイルは私の人生を変えた。

〜HAPPY  END〜

 

 

 

 

やっぱり笑顔ってすごいですよね。



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